記者クラブマスコミ(除く東京新聞)が国民から主権を奪い対米隷属路線を唯一の国策として異論を排除している元凶だ。
明治・大正から始まったこのクラブは日米開戦前の1941年に新聞統制機関「日本新聞連盟」として発足。11月28日、「新聞の戦時体制化」が決定し、翼賛クラブとして活動した。
戦後GHQは当初解体しようとしたが、1949年、日本新聞協会は『記者クラブに関する方針』を作成し親睦団体とした。検閲と自己規制で委縮した新聞は、閉ざされた空間を独占し官製米国追随報道に終始する。1970年以降記者クラブの指揮権を公然と認めるようになった。このころから日本テレビを始めテレビやラジオも記者クラブ制度に加わっていった。 1978年、日本新聞協会は記者クラブの目的について「親睦」に加えて「相互の啓発」を挙げて連携を強化している。
中曽根康弘氏と共に原子力発電導入で中心的役割を果たしているが読売の正力松太郎氏は、一方でポダムという暗号名でCIAに操縦されていたと有馬哲夫氏が明かしている。朝日新聞の主筆だった船橋洋一氏も竹中平蔵氏と密接であり、CIA幹部だったRobert Crowley氏(故人)が遺した情報提供者リストに名前のあった人物だ。彼らに主導されるマスコミは皆日本の国民の利益はより米国の利益を優先して報道していると言っても言い過ぎではないと思う。原子力発電推進には日テレの柴田秀利氏が果たした役割も見逃せないのだ。
現在は三宝会という組織や政治部長会議で各社が連携して報道している事が指摘されている。これらの組織は確証は無いが小沢一郎氏の抹殺を図った陸山会事件等でも一定の役割を果たしていた可能性が強いと思う。電通がマスコミを取り仕切っているという声も根強く存在している。いずれにせよNHKも含めマスコミはいかに真実を隠蔽するか、福島原発事故報道で国民は目の当たりにした。事故原因・内部被曝の危険性は今後徐々に明らかになっていく。マスコミ不信の輪は更に一層拡大していくだろう。
幸い正しい情報を発信してくれるフリーのジャーナリストが活躍している。私は主として田中龍作氏、岩上安身氏等のフリー・ジャーナリストを情報源としているが一人でも多くの人がマスコミの視聴を止めて彼らのサポーターになる事を望んでいます。
田中龍作ジャーナル→ (http://tanakaryusaku.jp/)
岩上安身→(@ iwakamiyasumi) – Twilog
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マスコミについて
年末、「ニューズウイーク紙は紙ベース廃刊、電子ニュースに特化」のニュースが流れた。日本ではマスコミ新聞はこの10年で約10%の発行部数減少だったようだが、まだ世論形成に大きな力を有している事が今回の衆院選挙でも証明された(不正選挙疑惑は別にして)。記者クラブマスコミがTVと一体となって、NHKを先頭にしてスクラムを組んでいるから、個々の力量は決して高いとは思わないが、まだ巨大な力を有している。そこだけの情報空間に住んでいて判断を左右される人が沢山いるのだ。
東京を中心に産経や毎日等マスコミの論説は軽侮の対象ですらあるのだが、大阪南部では産経が強く世論形成に強い影響力を維持している。世界の中の日本の現状を各地を訪れて見ている人達と、日本から殆ど出ないか完全に遊びだけで行くだけでマスコミを通じてしか政治経済情報のない人達との正しい情報格差はとてつもなく大きい。東京ではネット主体の人が多いが、大阪では紙ベースの情報に誘導される人が実に多い。TVの情報操作・誘導の影響力は全国同じと思うが。
自営やサラリーマンの多くは長時間労働をしている為、深く考えたり吟味したりする時間が無い人が多い。又、近い将来の事より現在をどう切り抜けるか、どう楽しく過ごすかに関心が集中している為、原発についても嫌だけど本気で廃炉した方がいいと考えたり行動したりする人はまだ少ない。消費税増税についても、TPPについても、本当に酷い被害を受けないと反対の意志を示さない人が多いようだし、ことによると被害を蒙っても黙っているかも知れないとさえ思う。そんな煩わしい事は嫌で聞きたくもないのだ。とにかく唯一の権利行使の投票すら行かない人が多いのだから、マスコミ・権力者の専横もやむを得ない状況だ。
取り返しのつかぬ事態になるのか
米国のジャパンハンドラーズ達の実態もかなり明確化して来た。誰が誰に対し、いつ、どういう指示を出しているのか、大分わかるようになって来た。日中戦争をさせて儲けたい人達や、日本に原発を続けさせたい人達、日本国債暴落を狙う人達、TPP等で食料支配、医療の2極化、年金のリセットを図る人達が日本の実権を握る官僚を人事権等により強力に管理している。記者クラブマスコミは完全に首謀者の一員だ。
IWJや田中龍作ジャーナルやデイズ・ジャパン、月刊日本等が正しい情報を伝えてくれるがまだそれらの情報を求める人達は多くない。このまま何事もなかったかのような原発推進、消費税増税、TPP参加が強行されると普通の国民の生活はかなり悲惨な事になっていくだろう。原発推進は国際的にもまともな判断の出来ない危険で哀れな国だという侮蔑の対象になりかねない。それでも最悪日中戦争だけは再起不能になるので回避すべきなのだが、相も変わらず偏狭な自分勝手で臆病な愛国者気取りの連中が記者クラブマスコミに煽られて跋扈跳梁しているのは情けないが現実だ。
希望と粘りだけは失わず
「ショック・ドクトリン」や「政府は必ず嘘を付く」等を読むと9.11後金融・産軍複合体資本はますます暴虐さを隠そうともしなくなり、日本でも検察等司法・行政の暴走が目立つようになっている。一方、これらに気付き有効な手法で暴走を止めようという人達も多く存在している。世界で日本でどちらの力が上回るのか、拮抗するのか、止めようとする人達が殲滅されてコーポラティズムが定着していくのか。とにかく記者クラブマスコミの世論操作・誘導を防ぐような有効な手数を次々と繰り出して対抗していくしかない。
どうなるのかまだ充分予測不能な事が多いが、何事が起こっても動じず、日本の良き自然・文化・伝統を大切に守り逞しく生き抜いていきたいものだが。
記者クラブマスコミが国を滅ぼす
小沢さんの裁判について
2審判決無罪は無実なのだから当然だが、その判決を勝ち得る為の時間と労力は多大なものであった。本人、弁護士、支持議員、支持者、支持者ではないが真実を大切にする人達、健全な司法を求める人達がこぞって特捜検察、検察審査会、指定弁護士、記者クラブマスコミの非道に対抗し勝ち取った無罪であった。特に、心あるフリーのジャーナリストの活躍は大きかった。しかしまだ一般には知られていないが、今回の事件は背後に米国の影が色濃く疑われている。又それに加担した日本の中核に「最高裁事務総局」の存在があるようだ。12月中旬発売の山崎行太郎氏・志岐武彦氏共著「最高裁の罠」がそれらを鋭く指弾し問題点を抉りだしてくれているらしいので、発売が待ち遠しい。
この裁判は折角小沢首相に国民主権の政治を求めた国民の選択をぶち壊して、自民党より更に米国隷属度の強烈な菅・野田政権を作り消費税増税、原発事故の信じられない酷い対応、TPP参加への策謀等に繋がってしまったのだ。しかし必ずしもマイナスだけでなく、日本の民主主義の成長の為には通らなければならない通過点として、多くの心ある人達の覚醒・結集に繋がる可能性も強い。どちらの方向に進むのか、日本人の実力が試される重要な局面を迎えている。
<マイナス面>
小沢さんへの人物破壊工作で、新聞TVしか見ない比較的真面目な層が騙されすっかり小沢さん嫌いになってしまっている事だ。「国民の生活が第一」の支持者ですらそんな人もいる位だ。これらの人達をマスコミは維新の会に誘導しようと必死で工作している。維新の会の候補者は竹中平蔵が決めているのだ。又、連合系の組織に忠実な連中が民主党離脱によって離れるのも確かに厳しい。
<プラス面>
私のような民間企業OBで企業の縛りから離脱した人達は、プラザ合意・バブル崩壊・失われた20年でトドメを刺され、米国完全隷属・自己責任の名の下の諸制度改悪を推進した小泉・竹中政治の弊害を身を以て体験している。自由な時間を得て更に金融・経済・社会の真実を調べていく過程で今回の陸山会事件が起こったので、この事件の構図が推測出来た。その後3年半の経緯を見るにつけ日本の官僚機構の悪逆非道ぶり、記者クラブマスコミが中核的に国民主権を封じ込めている現状、利権しか眼のない政治家が簡単に隷米官僚になびく惨めな姿を目の当たりに見せつけられた。その動きをネットで迅速にかつ詳細にリアルタイムで認識を共有する事が出来たのだ。官僚中心の利権連合のあまりの暴虐&狡猾さに政治と無縁だった私のような人間がノンポリから強烈な小沢さん支持に転換した。旧来のフアンと共に「国民の生活が第一」支持の強固な意志を持った多くの人達が連携して動くようになって来ている。申し訳ないが小沢さんへの迫害が多くの金の亡者で無い心豊かな人達を眼ざめさせたのだ。
今後の展開
<楽観的に見た場合>
国内
元々自由党から始まった強固な小沢さん信者と揶揄される数百万人の支持は揺るがない上に、私達のような層も強固な支援者に加わり真剣に活動している。連合の幹部を置き去りにして組合員も自分の頭で物を考えられる人達の大半が支持に加わって来るから第3極どころか崩壊する大嘘つき隷米民主党を上回る事は確実だ。
海外情勢
イスラエルロビーの必死の共和党支援のマスコミ工作が大失敗しオバマが勝利した。殆ど一体だった米国・イスラエル関係が微妙のようだ。米国が消極的で中東でのイラン原発施設空爆の可能性も弱まっているようだ。中国のスタンスもBRICSで団結して米国の言う事を聞かず米国債を買わなくなっている。記者クラブマスコミは米国中心の中国包囲網作りを喧伝しているが、米国はせいぜい中国を為替操作国として非難する位で、裏で手を握っている可能性もあり、眼を凝らさないといけない状況だ。彼らは日本を煽っておいてハシゴを外す位は朝飯前の連中だ。日本人でこの辺りを明確か漠然と感じ取っている人達は実はかなり沢山いると思う。
<悲観的に見た場合>
国内
マスコミの「国民の生活が第一」無視作戦で維新への誘導により自公民+維新の政権になり、対米隷属・中国敵視一辺倒の政策を推進する政権になっていく。憲法改正や年金・医療・国保・福祉の猛烈な改悪、対中開戦に繋がりかねない危険が存在している。国民は従順さを今以上に強要され監視も強化され、格差が一層拡大して米国のような社会になっていく。
海外情勢
イスラエルとイランの戦争が始まり中東のみならず戦禍が拡大する。自衛隊が事実上米国の指揮下に入り中東各地で参戦させられる危険が大きい。
平和と公正を守ろう
目覚めた主権者国民が多くなれば、原発事故の収束に全力で取り組み被曝被害を最小化し、デフレ下の消費税増税の愚を止め、TPPで農業・医療・保険等に止まらず文化・伝統の破壊する動きを阻止し、対中戦争も阻止して友好関係を維持強化していけるのだ。
暴走する司法が、利権連合体の所属者と、国民主権を守る為にそれに対抗する議員&一般の国民で法律の適用が異なる状況を打破する事が喫緊の課題である。その為にも権力と癒着・一体化している記者クラブマスコミを解体して、真のジャーナリズムを育てていく事が必要である。
力を合わせて連携して諦めず粘り強く闘っていきましょう。
シンポジウム第三弾「検察・マスコミ・民主党」に参加して
掲題の会に参加したので私の眼で見て感じた事をお伝えしたい。 この問題こそが日本の自由と民主主義の根幹に関わる最重要と言って良いものだという認識を深めて頂きたい。
(主催団体) | 小沢一郎議員を支援する会&日本一新の会 |
(日時) | 2010年11月24日(水)6:00pm~10:00pm |
(場所) | 於豊島公会堂 |
(式次第) | 第一部:シンポジウム「検察・マスコミ・民主党」 |
第二部:「ネットとフリージャーナリストがメディアを変え日本の政治を変える」 | |
第三部:ネット交流会 | |
(参加者数) | 約540名との事。 |
(内容) | 以下の通り。( 詳細は岩上さんがUstで全部録画・録音され放映しているので少しずつ長いので分けてでも是非ご覧ください)。 http://iwakamiyasumi.com/ |
<第一部:シンポジウム「検察・マスコミ・民主党」>
主催者挨拶概要
1.開会宣言 広部敏政小沢一郎議員を支援する会世話人
2.主催者挨拶
・小沢一郎議員を支援する会・伊東章代表世話人
同会は2010.5.8結成。7.29の会合を経て9.3に第一回(ゲスト森ゆうこ議員)、9.29に第二回(ゲスト鈴木宗男氏・平野貞夫氏)のシンポジウムを開催。今回のシンポジウムが3回目で初めて日本一新の会と共催の由。
今 が民主主義を捨てるか結実させるかの分岐点と訴えた。菅政権はロシアのケレンスキー、仏のテレミドールと擬していた(?)。最近日テレアンケートで総理候 補のトップに僅差だが小沢さんとなった事や、最高裁が上告を一応受理した事等僅かな光明に言及していた(翌11.25却下された)。
東京の検察・検審デモも矢野健一郎氏らと共に主導した弁護士である(事務所は池袋)。
・日本一新の会・戸田邦司顧問(元参議院議員)
H10年6月当時自由党の政策調査会で平野さんや野田毅氏らと自由党の基本政策を作成する際、小沢さん自身が丹念に加筆した経緯を披露。小沢さんは本当に政策に強い人である事を強調していた。この50頁の内容を自民党が読んで自自公が成立した由。
今は政党が政策で競争しなくなった。民主党は基本理念も綱領もなく行き当たりばったりであるだけでなく、言葉が汚ない、謝る時に横を向いている等酷過ぎる、子供の教育に悪いと嘆いていた。(私も参加した東京デモは会としてはタッチしなかった)
3.司会者挨拶・小沢遼子氏
カメラ録音はここまで!相手方で一部都合の良い部分だけ探して流す事を防止する為だそうだ。
4.ゲスト発言
・三井環氏(元大阪高検公安部長)
村木事件は、断じて前田、佐賀、大坪の3名だけの犯行でなく上層部が指揮・関与していて同罪。高級官僚の逮捕には上級庁との事前協議と承認が必要だ。逮捕・起訴に各々の段階で大阪地検、東京高検、検事総長への説明と承認手続きが必要で あり、今回も順次会議を念入りに行ったうえで最終的に樋渡前検事総長から承認の文書が出ていたのだ。この件は2つの大きなミスがあった。裏付け捜査をしな いまま逮捕した事と、前田主任検事の偽造を知った上で起訴までした事である。本来は樋渡前検事総長等9名全員を懲戒解雇すべき事件である。三井氏が彼らを 刑事告発したが1カ月たってまだ回答なしの段階。最高検もどう答えるか苦慮しているらしい。もし不起訴なら検察審査会にかければいいと言及していた。
(二人の議員は法務委員会終了後駆けつけた)。
・川内博史衆院議員
民 主党内での立場が微妙な中で小沢支持の理由を述べていた。本人は鳩山派の副会長らしい。「政治とカネ」の問題は存在せず、「政治資金の記載方法をめぐる問 題」だと常任委員会でも言い続けているのだが…小沢さんの件では秘書は二人共起訴出来ないのではないかとも言われている。検察審査会制度は裁判員制度に紛 れて出され当時重大性を見逃してしまった事を詫びていた。検察審査会は議事録公開しないとはどこにも書いていないので小沢強制起訴の議事録を要求していく 由。
(沖縄問題・TPP問題等常に素晴らしい発信をし続けている。長年休眠中の検察官適格審査会で小沢事件関与の検事達を追及する事等で何か実績が残せるのか期待して注目していきたい)。
・辻恵衆院議員
53 歳で初当選後一度落選、前回返り咲いた遅咲きの弁護士議員との事。今回の陸山会事件の検察の捜査のやり方や、検察審査会議決についての疑念を論理的に情熱 を持って批判していた。小沢さん支持側はいまがどん底だが、これまでマスコミに対抗する陣形が取られていなかった事が原因だ。これから戦略的に反転攻勢し ていく。
期ズレは問題外だし、検察審査会も2回目に4億円の借入不記載が入ったやり方は強制起訴をする制度の要件を満たしていないと主張中。行政訴訟については最高裁が特別抗告を受理した事でいずれ却下されると見ているが(事実翌日却下)、やる事に意義があった由。
(同議員は地味だが論理的・情熱的で立派な議員だ。検察官適格審査会での活躍に期待したい)。
(番外で以下3名が登壇)
染谷正国氏(元参院議員秘書で政治資金規正法の研究家である)
政治資金規正法は白地法で元々インチキな法律。検察審査会制度もおかし過ぎる。どのように起訴をするかは何も決まっていない法律である。おかしい事を指摘し たがまだ返事が来ない。指定弁護士が起訴状を書くのだろうが書けば弁護士法違反であり、憲法違反と思われる。みなし公務員として手当を払うらしい。独立し た検察審査会なのに裁判所の予算から手当が払われる。裏側から見ないと作った意図がわからない制度なのだそうだ???
(小沢遼子司会者から、この点は難解なので別途取り上げたいとの表明あり)。
堀田氏
三井環氏の12月5日に日比谷で検察糾弾デモを予定している事の案内。
宮崎学氏
シンポジウムのタイトルに異議あり。本当は検察=メディア・民主党だ。反小沢3派連合にどう対処するのか。再来年の選挙まで待てない。菅内閣打倒が必要だ!
・質疑応答
数名から小沢支持の激しい意見が出た。川内・辻議員も誠実に「小沢氏を守ります」「変な議員の発 言に反撃していく」等々。最後に「検察を証人喚問出来ないのか?」の質問が出た。川内議員から法的には出来るので、しっかり確認した上で選択岐の一つとし て検討していくとの事。三井氏は、検察の裏金追及に対し菅首相は「調査活動費は適正に使用されていると回答」しているが自公政権の偽証と全く同じだ。この 犯罪を追認している。
小沢遼子さんも、検察で公金横領している人達が恣意的に人を捕まえる権限を持ち続けている。反撃が必要。三井氏の活動を支援していきましょうと締めた。
<第二部:「ネットとフリージャーナリストがメディアを変え日本の政治を変える」>
・小沢一郎議員の「ビデオレター」放映 http://www.ustream.tv/recorded/11057683
ネットが真実を伝えてくれる良いツールと認識出来たのでこれからも出演していきたい意向を表明。顔色も良くにこやかな良い表情が印象的であった。感動した人も多かったと思う。
・山崎行太郎氏(文芸評論家)
師匠である江藤淳氏がいかに小沢氏に期待していたか。その著作をまともに読まずその言葉を間違えて使って小沢批判をする西部邁氏等を痛烈に批判した。
(東京デモ第一回にもご夫妻で参加していたので私も挨拶した。有言実行で「言葉」を哲学を持って大切に使うので、重みと切れ味があり痛快な文章が素晴らしく当代一流だと思う)。
・ヘンリーオーツ氏(ブロガー・独立党)
ブログやtwitterでとても良く頑張っている人である事はわかった。内容は良いが10分間は長い。お友達がカナダで日本語さん等らしい。58歳の万年ロックおじさんだそうだ。これからも注目したい。
・山路徹氏(独立系ニュース通信社APF通信社代表)
カメラが2機放映が許されている(岩上さんとUstream)のにAPF通信社を拒否するのはおかしいとの抗議から始まった。TVでニュースステーション等多くの番組を下請けで支えていたらしい。私は東京デモ参加の際、取材していたので知っていた。
今回ミャンマー(山路氏はビルマと表現)で拘束されたが無事解放された人。
・矢野健一郎氏(検察・検審を糾弾する東京デモの主催者&権力とマスコミの横暴を正し、人権を守る国民の会代表)
本 人は小沢支持者だと表明していた。東京デモを企画スタートした努力実行力は高く評価したい。しかし3回目のデモ呼びかけの際に、主催スタッフの一人が「小 沢支持者は来るな」というtwitterを発した。後に退会したらしいが、多くの小沢支持者を怒らしてしまっている事には問題がある。
(ここで時間切れ。約10名話す予定があったらしい)
・平野貞夫氏(日本一新の会 代表)
駆けつけて来られてご挨拶。
・4219takeさん(ブロガー=発言予定者)が「取り調べ可視化100万人署名運動」につき呼びかけたが会場は騒がしく効果なし。
<第三部:ネット交流会>
時間も遅くなり帰る人も多く私も退席した。
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<私のデモ参加の経緯>
私も初心者のブロガーである。元々は小口の金融資産の運用と国家財政危機?の実態の把握への関心からスタートしたが、特に昨年春の陸山会事件以降法律が公 正な運用がなされていない事に気がついた。これは国家の根幹に関わる事であり、普天間移設に端を発する外交防衛問題と共に今やこちらの方が2大テーマに なって時間をとられてしまっている。
いわゆる国策捜査の実態を知り、更にあれだけの大捜査で小沢氏が不起訴になったにも拘わらず、「検察審査会」という実態も権限も良くわからない所が起訴議決をするに至っては民主主義崩壊の瀬戸際であると認識している。
若い時はメーデーしか経験がない政治嫌いの代表格で元サラリーマンの私がTwitterの呼びかけに応じ1・2回目の反検察・マスコミのデモに参加したのだ。この事の重大さを一般の国民だけでなく検察・マスコミ側の人達にも知って欲しいのだ。
<本シンポジウムの感想>
日頃twitterやブログで卓見を伝えてくれる多くのブロガー・twitterの発信者と直接知りあい、緩やかな連帯の輪を拡げられたら幸いと思い参加した。多くの人数が集まり、上記の人達の顔と名前を知る事が出来た事は収穫であった。
次回の企画では、より多くのブロガーが意見を表明出来る会合にして欲しい。「小沢一郎に日本を託す会」の方々等の話もお聞きしたかった。
私としては「小沢さんの件で検察審査会議決の実態が本当にあったのか?」等検察審査会制度に追及の的を絞って運動をやるべきだと思う。勿論大きくは「取り調べ可視化の実現が必要」である。勿論郷原さんや江川さんの入った「検察の在り方検討会議」への期待も無くは無いが、法務省の反対を押し切りこの2名を選任した柳田前法相が辞任させられる程法務省・最高検の抵抗は凄まじいのだ。それよりも本当に問題の多い「小沢さんの件での検察審査会議決の不当性」を徹底的に追及すべきではないかと思う。
とにかく既得権力者側の団結力は強く、検察に限らず裁判所も完全に一体であり弁護士会も一部の真の公正・正義の実現を目指す方々以外はあまり期待が出来な い程癒着・腐敗は進んでいる。 片や私達国民の側はそれぞれ個別に行動しており、これにつけこんだ分断工作も激しいようだ。
今後緩やかだが強靭な連帯作りが重要でありその中核をなす組織が必要であり、この会も中核の一つと期待している。
その際、お偉方が表になるのではなく、多くの熱心なフリーのジャーナリストやブロガー・twitterで呟く方々を中心にして若い人も参加し易くしてもっと活動を盛り上げていって欲しいと思う。
<最後に>
今回は2回目のデモでご一緒した元牢名主さんと一緒に参加した。長時間空腹にも耐え流石に疲れたが、その後4219takeさん(ブロガー)と3人で軽くやって帰った。
一市民が斬る=4219takeさんの「東京第5検察審査会が秘匿する情報の公開を求める100万人請願署名」獲得への熱意は凄い。私はまだたったの6名しか集めていないので「取り調べの可視化」と共にもう少し頑張っていきたいと意を新たにした
「小沢さんの民主党議員の地位保全を求める・・・」はあまり興味が湧かない。別に除名出来るものならしてみろ!で良いのではないか。
マスコミが独占して来た情報空間は今少しこじ開けられている。この「情報空間」をマスコミ劣勢に追い込む事が来年以降ますます重要になって来ている。どんなに微力でもコツコツ発信を続けていきます。